幸せな未来を妄想するのが大好きだ。

この人と一緒にいるだけで幸せな世界を夢見ているし、心に負担のないお仕事をして頑張らずに頑張っているだろうし、好きな場所に好きな服を着て行っているだろうし。

実家に帰って、家族がいて、お店に行って、私を指名してくれる人がいて、家に帰って、好きな人がいて、遊びに行って、大好きな親友たちがいて、音楽を聴いて、大好きな推しがいて、たくさんの人で溢れた幸せな世界があるはずなのに。

私は身を投げたい。

胃が痛い、心臓が痛い、吐き気がする、泣きたい。

ひとり暮らしを始めたり、仕事を変えたり、たくさん変化しようと頑張ってる。

つらい今から逃げようと、必死で頑張ってる。それなのに、全部つらくて、ひとっ飛びで全部投げ捨てたい。身も心もぜんぶ。

明日も指名の人に「ありがとう」って言われたいよ。親友たちと泊まるホテルを決めたいよ。帰っておかえりって言われたい。今日も明日もハイキューを見たい。高校生たちをみてわくわくしたいよ。

でも、もう全部やめたい。

幸せを夢見ている。だから、全部やめたいのも、身を投げたいのもしんどい。でも、誰かの負の感情のことを考えて、私が何をしても無意味な現状を考えて、息をするのもしんどい。