私の人生に、純猥談はないみたい。

 

 

 

私の人生に、綺麗な終わりなんてないみたい。

時間が解決してくれることを、そうしたくない私がいる。時間が解決してくれちゃうのって、きっと忘れちゃうってことだもんね。忘れたくないよ私は。もうきみは、忘れてしまっているのかもしれないけど。

なんとなく、いなくても大丈夫な毎日になっていて、求めることも減っていて、LINEしちゃいたいなって思うことも減って、楽しみを見つけて、そのために働いて、それでいいと思った。それで心が安定していた。

でも、ふとした瞬間に、他の誰かじゃだめで、きみに会いたいと思ってしまった。また求めてしまった。頼りたくなってしまった。そんなことはしないのだけど。

思い出すとまた泣いてしまって、どこかに行きたくなってしまうから、もうこれ以上きみのことは思い出さないように心が制御するのだけど、私がこんなとき、きみはこう言ってくれたなとか細かく思い出したらまた、会いたくなってしまうね。きみの顔も、声も、匂いも、思い出したくないよ。忘れたくないけど。

またねがあればなんて言うけど、私はちゃんとまたねがほしいよ。もうあの頃みたいに私のこと好きになんてなってくれないのだろうけど。それでも私は、つらいときに頼りたいのはきみが良かった。もう優しい返事なんて返ってこないのだろうけど。きみへの感情の重さは、LINEの軽い返事で突き放される程度のものなのかと思うけど、きみの心を尊重した結果、離れることを了承したのが私なのだろうね。もうなんだか分からないや。ただ会いたいだけ。それだけ。

 

少しだけ早く帰れる今日私はまた、あの時聴いた曲を聴いて、思い出したくないのに、何故か泣いているね。