災難感

 

 

 

頑張るのって難しいけど、手を抜くのも難しい。私が強く感情を向ける場所ほど、私を求めていなくて、そうやって無駄な体力を使っているうちに、私を求めてくれている場所にいた人たちが遠くに行く。

みんなに優しくありたいけど、優しくされたい相手に優しくするにはどうしたらいいんだろうって、いつも通り考えすぎてるうちに、優しくしてくれている相手すらどこかに行ってしまって、優しさってなんだろうって考え始めるようになってしまう。ぐるぐる。

悲劇のヒロインぶって、私は不幸だと言って、幸せに背を向けて私を幸せにしてくれるわけでもない人のことを追いかけている気がするなあ。

いろんなバランスが崩れて、身も心も、その他諸々も、なんかいろいろだめになってしまっていて、あぁ私はだめなんだとか、災難だ、不幸せだ、何もできないなんて言っているけれど、本当は何も変わっていないのかも。

頑張ってもいなければ、手を抜いているわけでもない、いつも通りなはずなのに、感情の重きをどこに置いているかってだけで、優先順位は変わらないのに、優先すべき割合をちょっと変えただけで、いろんなものが崩れて、ぼろぼろと零れている。何かがぽろぽろと溢れている。

生きるの難しい。考えることも、考えないことも難しい。最難関。